アシラまでは友人と一緒だったのだけれど、アシラからマラケシュまで電車で行けるという話を聞き友人と別れずっと行ってみたかったマラケシュに足を伸ばして行ってみることにした。
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前日にホテルで電車の時間を確認し、9:30があるといわれ当日9:00頃駅についてみるとなんと電車が出た直後。ほんと当てにならないなーと思いつつ、仕方がないので一度市街地に戻ることに。
マラケシュ行きの電車は1日4本。アシラから9時間程でマラケシュに到着します。
再度駅に行き切符を購入。座席はファーストクラスがいいかセカンドクラスが良いかと聞かれ、「ファーストクラス」と言うと「席が残ってない」と返事が。そんなら聞かないでください。。。
切符は175ディルハム、約17ユーロ。これでマラケシュに行けるなんて安い安い。
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電車の時間、友達に別れを告げ、スペイン語を話すグループに混じって電車に乗り込む。
彼らはフェズにいくらしい。スペインとニュージーランドから来たグループ。たまたま行き先が一緒だったようで一緒に行動しているらしい。
電車の中で席を探してみたけどどこもいっぱい。仕方ないので通路に自分の場所を確保。
この電車だとフェズまでは乗り換えなしでいけるけど、マラケシュに行く為にはSIDI KACEMで乗り換え。
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通路に立っていると暑さで朦朧としてきた。と、モロッコ人が走っている電車のドアをばんっとあける。落ちては困るので手すりをしっかり握りしめ、ドアの開いてない方に移動。なのにしばらくするとこの人、わざわざ私が居る方に移動してまた反対側のドアをばんっと開け。。。私が手すりを握り締めへっぴり腰でドアから離れていくのが面白かったのか。勘弁です。
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SIDI KACEMで乗り換えると、観光客が全く見当たらない。今度は席を確保。8人掛けのボックス席。席の人々と話をしようと試みたけどスペイン語が通じないらしい。まったく誰ともコミュニケーションを取ることができず。カサブランカで降りない私を隣の女性と向かいの男性が心配してくれたらしく、なにか聞かれたのでマラケシュに行くんだと回答。なら大丈夫みたいな感じでみんなそれぞれ自分の世界に戻っていった。物静かで良い人達です。
モロッコ北部ではスペイン語が通じるけど、南の方ではスペイン語が通じないらしいと悟りちょっと心配に。
写真はマラケシュの近く、ベルベル族の村。
乾燥した赤茶色の大地の所々に地面の色と同じ色の町がありました。
モロッコというと北部の、アンダルシアと似た白壁の家を想像していたのでここまできてびっくり。
茶色の町の中にモスクがあり、乾いた大地に作物が育てられていました。