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今日もワイン関係のNさんとボデガ見学に行く。
行ったのはボデガHidalgo。セントロにある大きなボデガ。
中に入るとまずシェリー酒をビン詰めするための場所がある。ここのボデガはビン詰めを外注することなく、すべて自ボデガで行うということ。
そこを抜けると中庭。沢山の植物が植えられ、酸素や湿度、風の感じがちょうど良いのか、なんだかほっとする。
1つ目のシェリー蔵へ移動。
蔵の中の温度は一年中常に17度~21度に保たれるらしい。暑く乾燥する夏も中庭から入る風や建物の作りによって温度、湿度が保たれるとのこと。
こんなに良い環境、もし私がボデガに住んだなら(そんなことはありえないけれど)引きこもりになる事間違い無し。
樽はすべて古いものを使うとの事で、800年から1000年は経っているらしい。すごいなー。
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また中庭を通過し、2つ目の蔵へ。
広い蔵、沢山の樽、高い天井、上の方にある大きな窓、、、そして静けさ。なんだか圧倒される。
ここではシェリー熟成の「ソレラシステム」の説明をしていただき、熟成過程でのシェリーの変化を実際に見せていただくことになった。
若いフィノから熟成が進んだフィノまで3種類樽から取り出してもらう。
3つの中で一番若いフィノはフロールが定着していないのか、一緒にフロールも混ざっている。味は辛味がなくフルーティで美味しい。モスト、、、より少しフィノっぽいけどモストに似ている。次に少し熟成が進んだ物。だいぶ普通に飲むフィノっぽい感じに。最後にかなり熟成したフィノ。色も違うし味もしっかりしている。だけど樽から直接出した物だからか、飲みやすく感じる。
フィノの次にオロロッソを取り出していただく。辛口のオロロッソ。でもやっぱり樽から出したてのものはまろやかで飲みやすく感じる。
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最後にボデガ内のバルに案内していただき、さらにビン詰めされたパロ・コルタド、アモンティジャード、オロロッソを試飲させていただいた。
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パロ・コルタドは辛口だけど飲みやすい印象、アモンティジャード、オロロッソはもちろん辛口。
蔵の中で試飲させていただいたものに比べて辛口な感じがした。

今日は丁寧で大変わかりやすい説明をしていただくことができた。こうして一つ一つのボデガの雰囲気を見て、こだわりを聞きつつ、さらにバルでシェリー酒を飲んでみる。。。「ああ、このシェリー酒はどんな成長をしてどのような過程でここにたどり着いたんだろうか?」なんてちょっと考えたりします。
今週はワインフェスティバルvinobleに便乗して私も少しだけワインを学び、少しだけシェリー酒にはまってみました。
今日はvinobleの為に日本からいらっしゃった方々が日本へ、その他の国・場所へと散っていかれました。出会いに感謝。またいつかお会いできることを。
ボデガEmilio Hidalgoサイト

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