日本でもシェリー酒「TioPepe」はよく見かけますが、TioPepeはボデガ ゴンザレス・ビアスのフィノ。
ヘレスにあるボデガの中で一番観光に力を入れているのがここです。
ボデガの中は広く、かわいい電車で周ります。
スペイン語での説明付きボデガツアーは午前から夕方の5時くらいまで1時間おきにあり、(英語の説明付きツアーも別で用意されています。)予約がなくてもその場で電車に空きがあればツアーに参加する事ができます。
他のボデガと同様シェリー酒生産地域の説明からぶどうの栽培地域、重要なここの気候の説明やシェリー酒熟成のソレラシステムの説明がビデオにて行われ、さらに広いボデガの中を周る。
非常に広いボデガで蔵も3階建てのものがあり!
下の写真は今から100年以上前、創始者のManuel Maria Gonzalezが亡くなった時からそのまま触れることなく置いてあるという古いボトルや樽の部屋。
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最後にねずみ用シェリーの場所に。
蔵に住むねずみが樽をかじって穴を空けてしまうのを防止するためにグラスに入れたシェリー酒にはしごをかけて置くようになったらしい。
私は数回ここに来た事があるのだけど、ねずみを見たことは一度もない。聞くと冬から春よく出没するとのこと。「ねずみが酔っ払う事はないの?」と質問すると時々酔っ払って跳ねたり周ったりしているのを見かけるらしい。うーん、見てみたい。
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最後に試飲。出されたのはフィノTioPepeとPealCream。
PealCreamはフィノにペドロ・ヒメネス(干しぶどうにしていないもの)のジュースをまぜたものだといわれたけど。。。なんだか変に酔っ払ってしまった。
今日の一番はこの人。
どんどん来る観光客のグラスを手いっぱいに持って片付けていく。見とれて写真を撮るのを忘れてしまったので、「もう一回!」というと一度片付けたグラスを全部手に戻してくれた。すごいな~。
隣にいたおじさんが「今何時?」と聞きなさいとしきりに言っていた。(腕時計を見てグラスを全部落とすということらしい。)笑える。
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◆ゴンザレス・ビアスサイト http://www.bodegastiopepe.com/
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