今日はまきさんの畑に行く。
以前の日記にも書いたけど、まきさんは自然農にトライ中。
朝7:30のバスに乗り8時前には畑に着く。
朝一の畑は気持ちが良くて今は週一回通っている。
今は収穫し、新しい種や苗を植える季節。
まきさんの畑も収穫や次の季節に備えて準備。
今日は種を取ったゴボウの木にさようなら。
「ゴボウってこんなに大きくなるものだったのね」とここに来て初めて知った。
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私だけ一足先にバスで家に戻る。
バスに乗ると2つ目のバス停で年配の男性が乗り込み、私の目の前に立った。
更に次のバス停で足の悪いもっと年配の男性が乗り込もうとする。男性は歩く為に支えが必要らしく、タイヤつきの手押し車を押している。
と、私の前に立っていた男性が何も言わず、乗り込む足の悪い男性の方に近寄りバスの階段を上るのを少し助け、足の悪い男性は椅子に座る。手伝ったのは階段を上るほんの一瞬。
2人は無言で自分の場所に落ち着く。
座った男性が今度は胸ポケットを探して何か出そうとしてる。
と、また立っている男性が近寄り彼がポケットから出した物を何気に受け取って運転席の方へ。
バスの回数券だった。
回数券を機械に通すと、座った男性に手渡す。
その間2人は無言。
その後2人はそれぞれの場所に落ち着き、それぞれの世界に入っていく。
阿吽の呼吸。絶妙なタイミング。
2人の関係はわからないし、終始無言でとても静か。
2人はどういう関係なんだろう?親子だろうか?親戚だろうか?ご近所さんだろうか?
色々考えているうちにセントロについてバスを降りる。
今日は旅行でヘレスに来ていた友人の彼女がセビージャに発つということで見送りに行った。
初対面だったけど、地元が近くという事で共通の知合いもあり、色々話す事ができた。
彼女は方向音痴らしく、ヘレスでは何かと道に迷い、会うといつも汗だくになって疲れた顔をしていた。
私も相当な方向音痴なので気持ちはよくわかる。セビージャはヘレスより街が大きいので、心配に思いながらさよならを言う。
最後に彼女が「スペインに来て思いがけなく日本人と知合いになれてよかった」と言ってくれてなんだか嬉しくなった。
色々とやる事が多くてここの所少し疲れ気味だったけど、今日は朝からリフレッシュできた日だった。