この週末は色々な事があった。
秋から冬にかけて、煮込み料理が美味しい季節。
近くのバルEL PORRONの人からお料理を教わる事にし、まず第一回目としてベルサ・ヒターナの講習会を行ってもらった。レシピのフィードバックはまた今度改めて。
最近「秋のペーニャ」が色々と開催されていて、金曜日はカディスの歌い手、ホアニート・ビジャールが歌ったのだけどかなりよかった!ギターのニーニョ・ヘロも大喜びで弾いている感じで、楽しいペーニャ。特にアレグリアスはハレオが飛び交いオレ!という感じ。
翌日は友人Mの娘の2歳のお誕生会に出席させていただき、来ていた子供達(全員同じくらいの歳)が叫んだり走り回ったりする様子をみてなんだか楽しくなった。
そして日曜日、モストを飲みにヘレスのセントロからちょっと離れたエステージャという地区のモストに行く事にした。
9月に収穫したぶどうをシェリー酒作りの為醗酵させるのだけど、10月末、最初にできる若いワインのことをモストと言う。ワインというか、アルコール入りのぶどうジュースみたいな物。そのモストを出してくれるバルのこともモストという。
甘くて美味しいのだけど飲みすぎると頭が痛くなったりよろよろになったり、かなり悪酔いしてしまうので飲む時には注意しなければならない。
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モストには樽が沢山。モストを持ち帰ることもできて、頼むとこの樽からホースでボトルに注いでくれます。
ここの人々は安くて美味しいモストが大好き。
家族や友達同士のグループでモストに行き、モスト片手にタパ・・・というかこの時期は大勢でラシオン(大皿)を頼んで食べる様子をよく見かける。
食欲の秋というのはどこの土地も同じなのか。
さっき書いたお料理教室で作ったベルサ・ヒターナは翌日バルのお馴染みのお客さんに振舞われていて、バルの中はお客さんでいっぱい。別のタバンコ(シェリーが樽で置いてあるバル)に行くといつもはそれほど置いてないタパが色々準備されていてここも人がいっぱい。普通のバルより広めでテーブルが沢山置かれたモストも満席で、皆さん飲んで食べて話してと楽しそうにやっている。
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ヘレス中心からバスに揺られて15分程の地区、エステージャ。ここも一応ヘレスです。

上で書いたお誕生会の前におもちゃ屋さんに行った。
最初お人形を見ていたんだけど・・・・どのお人形もよく見ると顔が妙にリアルで恐くて、一生懸命説明してくれるお店の人に対して微妙な態度を取ってしまった。
不思議に思ったようで、笑うお人形やなんかおかしなお人形をお店の人が出し始めたので「申し訳ないけど・・・」と理由を説明して他のおもちゃコーナーに連れて行ってもらった。(角が立たないように控えめに言ったので、一応お店の人も笑っていました。)
考えてみると普通の事ではあるけれど、スペインのお人形の顔ってこっちの子供の顔に作ってあって、顔の彫りが深くてまじまじと見るとちょっと恐い。日本のお人形の方がかわいい顔してるかな~と思う(見慣れてるからなのかな)。