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知らない間に友人宅の空き地が農地に変わっていた。
農地として人に貸すことに決め、近所に住むマヌエルが農作業の為来る事になったらしい。
マヌエル、いつも酔っ払って畑にやってくる割には一日中しっかり働いて帰って行くらしい。働き者です。
この日私もお昼を一緒に食べようという事になってこの家に行った。
マヌエルも一緒にというと躊躇している風で、でも躊躇している割にはしばらくほおっておくとちゃんとやってきた。
私はバルに持っていく巻き寿司の材料が残ったのでみんなで食べる分を別に作り持参した。切ってマヌエルのお皿に置いておいたのだけど見慣れない寿司が相当こわかったようで「自分は何でも食べるんだぞ!」と言いながらなかなか手をつけてくれない。「カナリア(諸島)にだって行った事があるんだぞ」と自慢げに言っていた(ヘレス以外で行った所はカナリアのみらしい。でも彼にとってはヘレス以外の土地の事だって知っているし目の前にある寿司なんて何にも驚くような物じゃないよという意味のようだった)。なんとかかんとか言いながら寿司に手をつけてくれないので「でもお寿司は食べてくれないんだね」というと、また「自分は何でも食べるんだ」と言いながら(自分に言い聞かせている感じ)食べ始めた。面白い。
フェスティバルの話からカンテ・フラメンコの話題に変わると「自分は歌えるんだ」と言って歌いだした。
この人、かなり気に入ってしまった。
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この畑の向こうにはワイン作りの為の葡萄畑が広がる。葡萄畑の土もここの畑の土も白い土。
まるで養分が無さそうだし、冬に降った雨で固まった土が表面に転がり、作物を育てるのが難しそうに見える。
頑張れマヌエル。
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枯れていた葡萄の木に葉が芽吹き始めていました。春です。
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