先日ヘレスに到着した方がマドリッドでスリにあったらしい。
マドリッドのホテルに宿泊し、翌日地下鉄で飛行場まで移動している途中、数人から囲まれ現金とデジカメを取られたとの事。
幸運にもクレジットカード、パスポートは無傷。被害額もそれ程ではなく。
マドリッドでは警察にいけなかったという事で、ヘレス到着後盗難被害届を出しに行った。
警察に行って事情を話すと、「そこの電話でdenuncia(訴え)してください」といわれる。
電話の上に張ってある紙を見ると「TELEFONO GRATUITO PARA FORMULAR DENUNCIAS」直訳すると「訴えを公式化するための無料電話」。
電話で??となぜかちょっとドキドキしながら受話器を取る。
「何のdenunciaですか?」といわれマドリでスリにあったこと、日本人であることを話すとなんと日本人通訳にかわってくれたのでこちらも被害者本人にかわる。
あとは本人が状況や被害、住所その他について細かに通訳の方に話した物を、3者通話で通訳の方が担当の方に話すという形だったらしい。
最後に番号を言われ、それをそこにいた警察官に告げるとPCから出来上がった調書をプリントアウトしてくれて、本人がサインをして被害証明が出来上がるという流れ。
なんて画期的なシステム。
今回はそれ程の被害ではなかったけれど、もしカードやパスポートを盗まれた場合は別の処理が必要です。下の日本大使館サイトに説明があります。
◆在スペイン日本大使館サイト 安全情報 - 犯罪被害にあったら

何事も勉強。
こんな事もあるので、万が一の時は落ち着いて対処できるようにしておきたいと思う。