chefchaouen_montana_2.jpg
時期が違うので少し色が違うけど、本当に似ているこの風景・・・グラサレマの日記へ。
成行きでシャウエンの山に行く事になった。
タイトルにsenderismoと書いたけれど、靴も用意していなければ時間も無かったので、今回はとりあえず色々な人が出発点にしている民家まで行ってみる。
山のふもとに行く為の車を手配してもらい、乗り込み山道を走ると、運転手さんがスピードを緩め通りを歩いている人と言葉を交わす。話していた人がいなくなると助手席から後ろを見てと言われ振り返る。
なんと!人が車にしがみついている!
実は映画の撮影であったか!?
今言葉を交わした人は運転手さんの友人でシャウエンの町での仕事が終わり山の上の家に戻る所で、運転手さんが途中まで送ることにし、友人は車の後ろにしがみついたということらしい。
スピードが上がると運転手さんは心配そうに後ろを振り返る。しがみついた友人は揺れながらしっかりついてくる。
あまりに驚いて写真を撮るのを忘れてしまった。
彼が無事車を降り、何も無かったかのように去っていき、少し走ると民家のある地帯に到着。
子供達が沢山寄ってくる。皆興味深々。にっこり笑顔でかわいい。
畑の続く山道を歩くと男の子達が用水路の水を引いたプールで遊んでいる。
皆真っ黒、元気にひたすらプールの中に飛び込む姿は健康的である。
さらに山道を歩くと目的の民家・・・というか畑に到着。
あまりに健康そうでうらやましくて写真を撮った。快く思われなかったようで・・・ごめんなさい。
chefchaouen_montana_nino.jpg
畑の持ち主アハメドさんが自慢の畑の説明をする。
一度作物を作ったら、翌年はその場所は休ませて別の場所に作物を植えることとか、化学肥料を与えないので味がいっぱい詰まった小さな作物が育つ事とか口の横に白い唾をためながら色々色々説明してくれた。
アハメドさん自慢の野菜達。
chefchaouen_montana_1.jpg
この日は畑で取れた野菜を使ったタジンを準備してくれていた。
今回の滞在で一番美味しかったタジンはこれ。
トマトやじゃがいも、玉ねぎ等どこにでもありそうな材料だけれど、なるほど、野菜の味のしっかり詰まったやさしい味のタジン。
奥さんが焼いてくれたパンと一緒に食べる。
“LA PRISA MATA” 弱火でじっくり時間をかけて作ると美味しくできるのだそうだ。
chefchaouen_montana_tajin_1.jpg
大皿に盛って皆で食べる。
chefchaouen_montana_tajin_2.jpg
ここに宿泊もできると指差す方向を見ると、マットレスと枕の設置された一角があった(屋外です)。
確かに。
星がきれいそうだし、ある意味超贅沢な宿泊施設である。
下に広がる広々とした大地。
chefchaouen_montana_3.jpg
木陰にロバが一匹いた。
一度近付いて離れると口をあけ、尻尾を振り、大きな声を上げ始めた。行かないで~。
chefchaouen_montana_animal.jpg