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タガルニーナ(tagarnina)とはこの辺りでよく食べられる野菜の事。
私の電子辞書で意味を調べると「品質の悪い葉巻」となっている。
だけどここでのタガルニーナは野菜で、この辺りだけで食べられる物だと聞いたのだけれど本当はどうなんだろう?スペインの他の土地でも食べられる物なのだろうか?
ヘレスの周りには広々とした畑が広がっている。ヘレスだけではなくて、アンダルシアはどこもそうだけれど。
タガルニーナは普通は畑の周りに自生しているもの。
市場の前でヒターナのおばさん達がいつも売っている。
形状は下のような感じで(wikipediaより)、泥が沢山ついている上に葉が刺っぽくなっていて、洗う時に手を切ったり結構面倒だけれど、市場の前のおばちゃんから買うと洗って切って袋詰にしたものを売ってくれる。
http://es.wikipedia.org/wiki/Archivo:Tagarninas-cortadas.JPG
タガルニーナ自体には味がほとんどないので、ニンニクと香辛料で味をしっかり付ける。
私はこの香辛料の組み合わせがかなり好きである。モロッコで食べるお料理もこの系統の味。病み付きになってタガルニーナとかタジンとか、前に紹介したガルバンソ・コン・エスピナーカスとか、似た味付けの物ばかり続けて何日も作っているとさすがにちょっと飽きる。。。
<材料>
タガルニーナ
ニンニク 2かけ
ピミエントン・ドゥルセ(パプリカパウダー) 小スプーン1杯程度
コミノ(クミン) 小スプーン1杯程度
パン 2切れ
オリーブオイル
塩 適量

<作り方>
①鍋によく洗ったタガルニーナと浸るくらいの水と塩を入れ柔らかくなるまで茹でる
②①をゆでる間にフライパンに多めのオリーブオイルを入れて以下を揚げては容器に入れていく
1.ニンニク
2.パン
3.クミンとピミエントン・ドゥルセ
③容器に入れた②をバティドーラ(ハンドミキサー)にかける
④茹であがった①の水を少し捨て(できるだけ水は減らした方がよい)その中に③、オリーブオイル、お好みでビネガーをほんの少し入れて煮込む(味を見て塩が足りない場合は足す)
⑤一度火を止めしばらくおき、食べる前にまた火にかけ、卵を落として食べる。(フライパンやカスエラに移して1人分ずつに分けて火にかけると良いと思います。)