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今住んでいるヘレス・デ・ラ・フロンテーラ。
ここは超充実した食生活とゆっくりした時間の流れがあり、その中で人々とコミュニケーションをとりながら生活を送る事ができる場所。
だけど、生活のベースとなる仕事を見つけるのが超困難な場所でもある。
人口は約21万人とカディス県の中では多い。けれど失業率が30%を越えているヘレス。
深刻なくらい仕事がない、仕事があったとしても平気で支払いが無かったりする。
※支払ってもらえないという問題はスペインのどこの町でもあることなんだとは思います。
そんな問題を抱えているのに、朝から掃除、洗濯、お昼ご飯の準備をキッチリ終わらせバルに集まり、世間話をしている女性達。朝早くから大声で話、腹の底から笑っている。
そんな様子を見ると、いつもcosa mas mala.(状況が悪い)なんて口癖っぽく言っているのは嘘だったかと思う。
お昼前、のこのこと年配男性達が立ち飲みバルに集まってくる。
真昼間から、なんだか楽しそうにほろ酔いになり、時々いやみなんて言い合いながら、超乗ってくるとブレリアを歌い始め普通にフエルガ(歌えや踊れやの宴会)になる事もある。そしてお昼御飯の時間になると夫々の家に帰り、お昼寝後また別の半日が始まる。
経済的状況はとても深刻なはずなのに、こんなパワーはどこからくるのだろうか。
どんな工夫をしながらここで生活しているのか。
そもそも何故仕事が無いと愚痴を言いながら皆ここから出て行かないのか。
私がここで暮らし始めてからずっと疑問に思っていた事。
なので、この機にちょっと皆の話を聞いてみたいと思いこんな企画を立ててみた。
ヘレサーノインタビュー。
日本とはまた状況の違う、違った問題を抱えた国で暮らす人々の話を聞いてみる。
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◆ DIARIO DE JEREZ 182.000 razones para reivindicar el derecho al trabajo