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先週末モロッコに行った。行き先はシャウエン。
金曜日友人達の仕事が終わってからの出発だったので、夕方出発し、船でモロッコに渡ったときにはもう暗くなっていた。
今回は遅いし4人での旅だったので、タクシーにてシャウエンまで移動する事になった。
タクシーに乗りタンジェの町を走るとデモの一団を見かける。
モロッコもどんどん変わってると思うけれど、もっと勢いよく変わってしまうのだろうか?と思う。
私は基本、古くて変わらない物が好きだ。
だけど、変わるべき仕組みももちろんあって、変わっていくのはよいことだと思う。
ただ、こうして仕組みが変わってしまうと往々にして、なんだか忙しい世の中がやってきて結局古くて良い物がなくなってしまうのはとても寂しいと思う。
今自分がいる場所から身近な国、モロッコで好きな事。まだ美味しくて自然な食べ物があって、手工芸品が沢山ある事。
それはもちろん女性は家の中で・・・という常識の中で作られてきた素晴らしい絨毯だったりして、最近は考え方も変わり女性が外に出て働くようになって若い人がそういった物を作らなくなってきたという話も聞いた。
変わらなければならない事と変わってなくなってしまう良いもの。
そのバランスって難しいと思う。
沢山の人が参加していたデモには興味深くタクシーの中から見入ってしまったけれど、そこから離れ、暗い道を走ってシャウエンに向かう。
到着したのはモロッコ時間で8時半くらい。シャウエンはいつも観光客が沢山いるけれどいつ来てもとても静かで穏やかだ。
いつものようにモハメドさんのタジン屋に行くと喜んで友人一人を連れ去り、大量のカラコレス(カタツムリの煮込み)を持って戻ってきた。友人が味見をして「(カタツムリを煮込んだ)スープが美味しい」と言ったようで、一皿にカラコレス、もう一皿にたっぷりのスープが入っている。モハメド、やりすぎです。。。。
今年ヘレスのバルで食べたカラコレスが自分の中で一番美味しいカラコレスとなっていたけど記録更新。今回のカラコレスはもっと美味しかった。
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それにしても昔はきもちわるくて食べれなかったカラコレスを「美味しい」と言って誰よりも沢山食べてる自分にハタと気付く。馴れってすごい。
モハメドのレストラン Restaurant Al Wiam http://www.blancaluna.com/diario/2010/07/post_343.html