ピソの大家さんから家を貸すことにしたと連絡があり、見に行った。
そこは前から知っていたピソ。
古いピソだけどパティオが素晴らしく、知る人ぞ知るという感じのピソだ。
私がこのピソの存在を知ったのは随分前。多分7、8年くらい前かなと思う。
あるショートフィルムを撮影した場所がここで、ビデオを見ながらこのパティオはどこ?と聞いたのを覚えている。
素敵なパティオだなと思って見に行き、その後偶然中に入る機会があって入ってみた事がある。
大きなパティオで、中も広く、昔は私が知る中で唯一昔ながらのピソの住人皆で使う流し台とか残ってて(小学校の水道を思い出す感じ)、感動したのを思い出す。
この辺の人が語ってくれたのは、昔はここのパティオでクリスマス時期のサンボンバが行われていたのだそうだ。
サンボンバ、昔は大体建物の住人とか通りの人とか、知人のみでやる事が多かったようで、今大きくやるサンボンバとは雰囲気が違ったみたい。このピソの場合は部屋数が多く、住人が多かったようで、大きなサンボンバをパティオで開催していたらしい。
ちなみにサンボンバ、今は外部の人も一緒に楽しめるようになって、スペイン国内の観光客もいたりする。ここの場合は今ちょうどピソの前、ローラ・フローレス像前で大きなサンボンバが開催される。
ピソは改装されていて今使われない流し台は無くなっていたけれど、雰囲気はそのままだった。
大家さんの説明によると、ここの建物はアンダルシア州政府によって歴史的遺産として保護されている物らしい。
今後アパートメントホテルとして1日から滞在できる感じで運営する予定だそう。
アパートメントホテルとして改装した以外のピソは昔ながらな雰囲気で生活している住人もいて、そんな人達と空間を共有できるのも魅力かなと思う。
◆ ピソのページから予約できます。http://www.blancaluna.com/viaje/piso/