真夜中のパソで、前の日記のものとは対照的なラ・ジェドラ。
華やかで楽隊を引き連れたパソだ。
いくつものパソに楽隊がついていくのだけれど、一つの町でこんなに沢山楽器を弾ける人を揃える事ができるなんてすごいと思う。セマナサンタはスペイン中どこの町でも開催されるので、これがスペイン全土にいるわけで、やっぱりすごいと思うのだ。

プラスエラ地区のパソでフラメンコな人が多く、出発してから大通りに出るまで所々でサエタを歌う人がいるのだ。
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このパソはうちの前を通る。
前の通りは大家さんのピソと向かいのピソのバルコニーあり、ちょうど狭くなった難所で通り抜けに時間がかかる。
大家さんがいつもうちのバルコニーに降りておいでと声をかけてくれるのだけど(大家さん宅は家の下の階)、私は狭い通りを頑張って通るパソとそれを心配そうに見ている大家さんとお隣さん、その他ご近所さんを傍から見るのが好きなのでいつも自宅の小さな窓から乗り出して、ご近所さんに挨拶しながらパソが通り過ぎるのを見守るのだ。
パソの通り抜けに時間がかかるので楽隊の奏でる音楽を結構長い事聴くことが出来る。
真夜中4:00に大音量で流れる音楽を最初聴いたときにはびっくりしたし、普通に考えるとありえない事だけれど、真夜中のこの光景に楽隊の奏でる音楽を聴くのは私としてはちょっと贅沢な一時なのだ。