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アンダルシアの夏は40度を越える日が何日かあって、屋上階に住んでいる私は毎年大変暑思いをする。
ここの家は2階建てでその上に屋上階の私の住むピソがある形。
屋上階は照りつける太陽を全体で受ける事になり、その代わり白く塗られた壁で太陽の光線をはじくようになっていて極力室温が上がらないように工夫されている。
でも、夏の1階は別世界だ。
通常通りからピソの建物に入る扉を開けると目の前は中庭だ。そしてその周りにピソが並んでいる。
中庭の空間は大体壁にタイルが張られ植物が置かれている。パッと見素敵な空間だけれど、それが結構機能的に出来ているのだ。
こちらの夏は暑さに加えて風がある。
それが窓から、建物の上部から入り、日陰になった中庭を通り抜け、冷やされて1階のピソに入るので涼しいのだ。夏場通りに面した建物入り口の扉を開け、建物に入るとひんやりした感じがする。
パティオには植物が置かれていて朝夕水やりする事でさらに建物内の空気が冷やされるのだ。
さらに、古い家は外壁に石をつかっていてそれが水を吸うのだけど、冬に降る雨水を極力外壁に貯めて、暑い夏建物を周りから冷やすように出来ている。
なので古い家は(屋上階はおいておいて)エアコン無しでもある程度は室内のコンディションがコントロール出来るし、その代わり冬はちょっと湿気っぽかったりするのだ。
工夫されているのだ。
土地によって環境が異なる事で仕組みも異なり面白い。
アンダルシアの夏は本当に暑い。
日本から来て、「暑さには強いデス」といいながら軽い熱中症になった人を何人も知っている。通りでも家の中でも。こちらは暑いけれど湿気が無く暑さを感じにくくて、気が付いた時には熱中症になってるのだ。気をつけるべきだと思う。
シエスタ(お昼寝)の時間・・・14:00-18:00の間、実際はお昼寝する人もしない人もいるけれど、暑い日は外であまり人を見かけない。暑すぎる日、外を歩き回りすぎると危険な事もあるのだ。シエスタとは気候にあった大事な習慣だと思う。
夏の昼間は極力家の中で窓とブラインドを閉め、外から室内に入る光も風もシャットアウトして(熱風が入るので)日が傾くまで待つ。夕暮れから夜にかけてのお散歩は爽やかで気持ちが良い。
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