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先日少し前に出たDVD「カンテクラス ヘレスのブレリア CURSO de cante por BULERIAS de Jerez」で講師を務めるカンタオールのルイス・デ・パコーテとのミーティングだった。
「ヘレスブレリアのカンテ講座」から始まった教則用DVDだ。
◆ DVD「カンテクラス ヘレスのブレリア CURSO de cante por BULERIAS de Jerez」予告映像

http://www.desdejerez.com/?mode=cate&cbid=1702553&csid=0&sort=n

ヘレスの人達は子供から大人までブレリアの踊りを習いに行ったり、ライブで締めが必ずブレリアだったり、1年のうちに何度もやってくるお祭りのシーズンに必ずブレリアが挟まってきたり、なんだかんだでしょっちゅうブレリアと接している。単純に聞いてる量が多い。
ヘレスの人達の通うブレリアの踊りクラスに行ってみると最初は全然だめなのに週1回のクラスで1ヶ月もするとちゃんとコンパスから外れず躊躇無く自分なりに踊ってる姿を見て少々驚く。
よくよく見てると自分で歌いながら踊ってたり、歌を沢山聞いた事があったり知ってたりで身につくのが早いらしい。
そこが外国人の私達は後回しにしがちだし、難しい所だったりする。
だけど実は踊るにしても何にしても一番大事なのは歌で、歌をなんとなく聞いてたり、鼻歌程度に歌えるようになったりするとあら不思議、それにのっていつの間にか身体が動いてたりする。
「カンテクラス ヘレスのブレリア」はまずブレリアを皆で楽しむ事が出来るように作られたカンテ講座。
ルイスより「(DVDを)止めたり戻したり、何度も聞いたりして、ブレリアを身に付けて欲しい」との事。
1度見たくらいでは中々身につくものでもないと思うし、トータル時間も短めに出来ていて飽きずに見れる割には情報量が多いと思うので、とにかく何度も何度も繰り返し見て身に付けてもらいたい。
日本語字幕での説明もあるし、わかりにくい所は止めて戻って確認しながらみてもらいたいし、これを元に気合で学習すると普段よく歌われるブレリアのレトラをいくつか覚える事も可能だ。
レトラ部分は発音通りの表記での字幕が、歌詞カードに標準語での歌詞が記載されている。通常標準語でメロディーを追っても実際歌っているアンダルシア弁の発音と異なるため字あまりになったりで大事な「センティード」の部分が変わってしまう為、普段から極力発音通りに聞く必要があるのだ。
ブレリアが身につくとその他のパロももっと身近になる。
なんだかブレリアが難しく感じられる方、一度こういう形で勉強してみるのも良いかなと思う。
取り扱いはアクースティカDESDE JEREZショップサイトにて行っています。
◆ アクースティカ http://acustica-shop.jp/
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