こちらの人って個人差はあるけれど、ゴメンナサイをいうのが苦手な人が多いと思う。
ちょっとした事にはペルドン（ゴメン）とちゃんと言うけれど、信頼関係のある間柄できちんと謝らなきゃいけないときにあやまりの言葉が無く。でもしばらく経って代わりに何か別の役に立つ事をやってたりで、申し訳ないの気持ちいっぱいの、歩み寄りの表現なのだろうなと思ったりする。
私は未だにそれがちょっと苦手だ。
どうしてかなと思っていた所、なんだか納得な出来事があった。
幼い姉妹の喧嘩で、小さな妹が姉のおもちゃを取り、それで喧嘩になって大荒れに荒れおもちゃをまき散らし。でも悪いのは妹の方なので、家族に怒られ、片付けろと言われるけど嫌だの一点張りでさらにひどく荒れまくり。
少しほとぼりが冷めた頃、家族が妹をなだめて「おねえちゃんにベシート（ほっぺたにキス）しなさい」という。
最初は嫌だと言っていたけれど、結局ベシートして仲直り。
それで一件落着してしまった。
謝って解決させるのではなくて、それはそれで置いておいてベシートで無かったことになってしまった。
そのまま大人になるのだなぁ。
伸び伸びと個性的なまま大人になるスペイン人って見ていて面白いし良い所も沢山あるけれど、時々悩ましい（色々な人がいるから人によるとは思います）。
写真は昨日のセントロ。洋服屋さんの並ぶラルガ通り。
前日まですごい雨が続いていて、雨が上がったけど夕方はどんよりしていた。
天気予報によるとこれからお天気になりそうだ。
