サンルーカルに行ってきました。サンルーカルはヘレスからすぐの海の町。
ヘレスからサンルーカルへはLinesurのバスで行くことが出来ます。
サンルーカルといえばマンサニージャ。
ということで朝サンルーカルに着くなりとりあえずボデガ見学です。
入ったのはボデガLA CIGARRERA。
入り口から入ったところがバルになっていて「見学はここで良いの?」と聞くと「そうよ」と言ってバルにいた女の子が案内を始めてくれた。バルを離れて良いのだろうか?とちょっと気になりつつ説明を聞く。
夏はもっと人が来るとの事だけど、今は時期が時期だったこともあって説明を受けながら私たちだけでボデガを周る。そのおかげで今日はしっかり説明を聞くことが出来ました。
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積み重ねられた樽の一番下の段はソレラと呼ばれ、一番古いワインが、その上がプリメラクリアデラ、その更に上がセグンダクリアデラ。上にいくほど若いワインが入っているそうです。
樽からワインを取り出すときは一番したの「ソレラ」から取り出し、減った分をプリメラクリアデラから補充し、更にプリメラクリアデラの減った分をセグンダクリアデラから補充するとのこと。
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これは樽の中の様子を説明するためのもの。
樽の中にはワインをいっぱいいっぱいにすることはないらしい。樽の中、一番上にある幕はフロールと呼ばれる一種の菌。初期の段階ではフロールが蓋をするためワインが酸素に触れることなく熟成されるそうです。下にはフロールその他沈殿物があり、これがシェリー酒の味を良くするため、樽を洗うことは無いとの事。
マンサニージャ(又はフィノ)はフロールの幕が表面を覆ったまま酸化されずに熟成された物。その他は途中でアルコール度数を上げる等の処置を取り、フロールの幕を取り除いて酸素と触れながら熟成させたものだそう。
最後にシェリー酒の試飲。
今回は2人で行ったので色々試飲してみました。
まずは辛口から、マンサニージャとアモンティジャード。
マンサニージャは辛口ながらすっきり飲みやすい。
最近マイブームのアモンティジャード。これまで飲んだのは偶然にも辛口の中に甘味があるのばかりだったけど、ここで飲んだアモンティジャードは超辛口!でした。以前飲んだものとはなんだか香りも違う。今回のはもっとツンとした感じの香り。
次に甘い物を…とモスカテルとペドロヒメネスを飲んでみることに。
どちらもぶどうの種類の名前。一度干しぶどうにしてから作るらしい。
クリスマスの季節にはよく飲むものらしく、食後のデザートとして飲んだりもするとの事。
甘くて美味しい。ここのモスカテルがとても気に入ってボトルを一本購入。

◇サンルーカル・デ・バラメダのホテル

  • Guadalquivir Hotel Sanlucar