アンダルシア訛りで覚えたスペイン語が、最近中国人訛りに変わってきてしまった・・・。
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去年居住許可が下り、仕事を探し始めたのだけれど難航。
それもそのはず、純粋なヘレスの人でさえ仕事が無い。
スペインはコネ社会(他のスペイン人に言わせると、ヘレスは特にひどいらしい)だし、もちろんコネをあたって履歴書を持っていったり・・・・でも仕事は見つからず。
タイミングよくアジア料理レストランの仕事を辞めるという日本人の方から連絡を頂き、そこで働いてみる事にした。
仕事はレストランのキッチンでの雑用とちょっとしたお料理。
元々お料理は好きだし興味もあるし、良かったなと思う一方、重いものを運ばなければならなかったり、大きな中華包丁を使いこなすのに力が必要だったり、男性向けだなと思う。
ここは、スペイン人と中国人の共同経営のレストラン。
やっとスペイン語でのコミュニケーションが随分楽になって、さて、何の仕事ができるだろうか?と思ったところに中国人の中で働く事になり(キッチンは全員中国人)スペイン語が通じない!
スペインにいながらにしてアジアに逆戻り。
※表にはある程度スペイン語が話せる中国人がいます。
これまで一生懸命スペインの生活に慣れようと、微妙に異なる私たちとの習慣や感覚をフンフンと吸収しながら頑張ったつもりであったけれど、一気にモードをアジアに切り替えなければならなくなった。
日本人の私としては楽な部分や感覚的に懐かしい部分も多く。
居心地がいいと思う部分もあり、でも言葉の壁もあり。
今街の中には中国人があふれている。
沢山の雑貨屋さんや中華料理のお店が進出し、急に中国人人口が増えた。
経済的状況が良いという事情もあるかもしれないけれど、同じアジア人ながら、彼らは強いなーと思う。
職場が食に関する場所だからか、彼らは普段からそうなのか、食べる事を楽しんでいて、時々他のお店やレストランに勤める友達や親類が来ては皆でテーブルを囲んでご飯を食べながら大きな声で楽しそうに話している。かと思うと、あからさまに喧嘩をしていたり、それはわがままでしょ?という事を平気で言ってみたりと人間らしい。
一日中働いているにも関わらず、身近な所で楽しみや生活を見つけて、生き生きと暮らしているように見え、強いなぁと感心する。
それぞれの国柄だったり人柄だったり、色々感じる事ができるのは楽しい。
ここは電車駅近くの大きなアジア料理レストラン。
週末は広い室内が一杯になる。
メニューには色々あるけれど、やっぱり中華系は美味しいし作る様子をみるのは面白い。
全て手作りで、餃子やシュウマイ、点心物を料理人が機用に素早くどんどん作っていく様子は面白く、器用だなと毎回感心しながら見る。
写真はレストランの小さい方の部屋。ちょうどこの日、数十名の会合の予約が入っていて、準備中の室内です。